イギリスには貴族や王族は趣味として何かを研究したり、コレクションをするという文化的歴史があります。
その流れで日本の天皇陛下も趣味としてお魚を観察されているのかな?と最初は想像していました。
大学の研究室紹介ウエブサイト?
ところが宮内庁サイト内の上皇陛下のご論文リストをみると、趣味というレベルではなく、大学の研究室紹介サイトのようになっていました(笑)
上皇陛下のお書きになった論文は宮内庁サイト内にまとまっています。
上皇陛下のハゼ研究の歴史
私は魚類については全くの素人なのですが、天皇・上皇という立場の方がどのような研究をされているのか興味をもったので論文をさらっと読んでみました。
大まかに上皇陛下の現在までの研究の流れをみると、
- 形態(見た目や構造)でハゼを分類する
- DNAでハゼを分類する
- DNA分析、形態分析を織り交ぜながらハゼを分類する
といった流れでしょうか。
一部、皇居内のたぬきの食生活についての論文も書いておられます。
近年は、DNAからのハゼの分類にも挑戦され、ご自身の過去に研究された形態によるハゼの分類が概ね正しかったことを確認されていました。
また、ミトコンドリアDNA情報から予想されるハゼの分類と核DNA情報から予想される分類が違う部分もあり、ご自身の考えを述べられている論文もありました。
かなり本格的な研究
かなり本格的に研究されているようで、ライカ社製の双眼実体顕微鏡を覗かれている陛下の写真がありました。
また、皇居内に生物学研究所がようです。
近年書かれた論文のmaterials and methodsの欄に、研究に用いた試薬や機材、実験の手順の詳細が載っています。
そこを読むと、
DNA抽出を行ったり
プライマー添加したり
PCRでDNAを増幅したり
PCR産物を精製したり、
DNAアナライザー(上記写真参照)でDNA配列を確認したり・・・

と、もはやお魚観察といったレベルではないことがすぐにわかります。
最先端の技術を用いて、研究されていることがわかります。
まとめ
- 宮内庁の「天皇陛下のご論文」のページは、ほぼ大学の研究室サイト
- 上皇陛下は、「最先端技術を用いる」「一級の」「現役」研究者だった

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